事故に遭ったらすぐ相談
事故に遭ってしまった被害者の方が、病院へ行った後、まずやるべきことは何でしょうか。
それは、弁護士に相談する、です(事故に遭ったけど体は平気そうだから病院に行ってないという方は、「事故に遭ったらすぐ病院」をご覧ください。)。
「いきなり弁護士に相談??」
と疑問に思われる方もいるかもしれません。
ですが、私が所属する弁護士法人サリュを始め、交通事故については相談料無料で相談をしてくれる法律事務所が多くありますから、弁護士に相談して損はありません。
その際、できる限り交通事故を多く扱ったことのある法律事務所(又は弁護士法人)を選びましょう。
ただし、中には、等級認定後でないと相談には応じられないとか、症状固定後でないと相談には応じられない、という法律事務所もあるようです。
このような対応では、事故から症状固定までは6か月以上経過していることが多いので、少なくともその期間、被害者は専門家のアドバイスを受ける機会がしばらくないことになります。
私は、それは非常にもったいない(もっといえば危険)だと考えます。
確かに、これだけインターネットが発達し、多くの情報が氾濫する世界で、交通事故に関して一定の知識を身に付けようと思えば身に付けることができるので、「すぐに弁護士に相談に行かなくても、必要性を感じたら行けばいいや。今はネットで情報収集しておこう。」と考える方もいるかもしれません。
しかし、考えてみてください。インターネットの世界にあるのは、当然のことですが、あなたの交通事故に関する情報ではありません。
あくまで、他者の経験、一般的抽象的な知識や対策が掲載されているにすぎないのです(しかも、その情報の正確性も定かではありません)。
どんな事件にもいえることですが、交通事故についても、一つとして同じ事案はありません。いま現実に目の前にある具体的な問題、まだ目に見えないけれども現れる可能性のある問題、そういった「あなたの交通事故」に対して適切なアドバイスができるのは、あなたの話を直接聞いた専門家だけです。
ですから、事故に遭ったら、重傷であろうが軽傷であろうが、まずは弁護士に相談することを考えてください。等級認定後でなければ、とか、症状固定後でなければ、なんていう法律事務所はこちらから願い下げ、という気持ちで、きちんとあなたの話を聞き、問題点を指摘し、一緒に解決まで歩んでくれる弁護士を探してみましょう。
もちろん、依頼までしなくても、相談だけでもいいのです。無料であることに遠慮などいりません。
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